日帰りザックの中身

Mountaineering 日帰り登山を快適に過ごす!登山YouTuberこうたろのザックの中身を紹介

こうたろ
登山YouTuber
こうたろ
2019年3月からYou Tube発信しております。
チャンネル登録者数1.22万人 (2021年4月現在)

オリジナルグッズサイト
こうたろ山荘 https://kotarokotaro.base.shop/

登山歴9年 参考歴は300回ほどの中級登山者です。
毎年北アルプスにソロテント泊縦走に行ってます!去年はジャンダルムを制覇!

ボルダリングも趣味としてボルダリング歴6年 ジム3級 外岩最高グレード1級 年数の割には成長しません(笑)

登山やキャンプ、ボルダリングなどの「人」に注目した動画をお送りするチャンネルです。
かわいい人、かっこいい人、面白そうな人など、突撃インタビューしてアウトドアのお役立ち情報などお送りしております。
また、僕のアウトドアの経験談や、登山の経験で感じたアイテムレビュー(ウェア類は100着以上持ってます!)なども紹介!

どうも登山YouTuberのこうたろです。
登山歴は9年。2015年にはほぼ毎週、年間50座以上登った程の登山大好き人間です。
今は毎週ではないものの、冬は雪の少ない山、夏は北アルプスなどによく登っています。
そんな中級登山者の僕の【初心者でも日帰り登山を快適に楽しめるザックの中身】を紹介したいと思います。

日帰り登山はスニーカーで登れるハイキング感覚の山から、低いけど意外と険しい山まで様々です。
登山を始めたての人でもしっかり備えておけば安全に登ることができます。

世間ではウルトラライトという身軽に登山を楽しむスタイルが流行っています。

ウルトラライトとは?

登山スタイルの一つ。装備を軽量化し最小限の荷物で登山することで、体力の消耗を抑えより遠くに行けるように提案されたスタイルのこと。


軽い装備なので、足腰に負担が少なくより安全に自然を楽しみながら登山を楽しめます。


僕はウルトラライトとは逆に、登山を沢山の物で快適・安全に過ごしたい!という熱があるんです。
多くのアイテムで登山をより安全快適に過ごすスタイルを
ウルトラメニースタイル』(独自のスタイル)
と勝手に提唱しています。

ウルトラメニーウルトラライト
メリット緊急時に安心できる。登山初心者をサポートできる。足腰への負担や体力の消耗が少ない。
デメリットザックが重たくなる。最低限必要な物を見極める必要がある。

なぜ僕がウルトラメニースタイルに行き着いたか?と言うと

  • 登山でアレがなかった、コレがなかったで苦労したくない
  • 一度の登山で色んなアイテムを試してみたい!
  • 初心者の方と登った時に安心したい(サポートができる)

とザックに入れている内にこのスタイルにたどり着きました。

例えば、
ざぶとんがあれば冷たいベンチに直接座らなくて良かったり、
雨具で予報外の雨に備えられたり、
ちょっとした物で登山が快適になります。

ただし荷物が多すぎると疲れるので丁度いいバランスが大切です。
もしもの時にも安心なので初心者の方でも参考になると思います。

そんな感じで、こうたろの日帰り登山のアイテム紹介いってみよ!

マストアイテム -どんな山でも必須-

登山するなら絶対に必要なアイテムたちです。

  • ヘッドライト&電池
  • 雨風対策

水 -計画的に飲むための工夫が大切-

登山で一番大事なのは水です。
登山では汗をたくさんが出るので、こまめな水分補給が大切です。

ペットボトルから飲んでも良いのですが、ハイドレーションを使うと体力の消耗を抑えながら水分補給ができます。

ハイドレーションシステム

バックパック、ウエストバッグ内の袋に水を入れ、それを口許までのびるチューブによって給水する仕組み。

2Lボトルにハイドレーションを付けると、水が減ってることに気付きにくいんですよ。
「もう水が無くなった!」となれば山では死活問題なので、面倒ですがあえて750mlずつ水を移し替えて飲むようにしてます。

ペットボトルを使うならザックにボトルホルダー取り付けると便利です。

PaaGo WORKS(パーゴワークス) SNAP スナップ
PaaGo WORKS(パーゴワークス) SNAP スナップ
スナップは、バックパックのショルダーハーネスにつけるポーチ。 手軽に脱着できるのが特徴で、スマホ・財布・カメラなどの欲しい装備に素早くアクセスできる設計です。

ライトと電池 -忘れがちだけど必須-

「昼には下山するし大丈夫だろう」と思って持っていかない人もいますが絶対に必要です。
山は日が傾くと急に暗くなります。

ベテランでも勘違いして道に迷ったり、捻挫して動けない内に暗くなることがあります。
山は何が起こるかわからないんで絶対持って行ってください。

それと替えの電池。
どんなに余裕な登山でも絶対に必要です。

雨風対策 -山の天気は変わりやすい-

山の天気は変わりやすいです。
少しでも天気が怪しいなら通り雨や強風対策をしておくと安心です。

  • ゴアテックス レインウェア
  • モンベル サンダーパスパンツ
  • パタゴニア フーディニ

雨に濡れないためにレインウェアは必要

着る着ないは別にして、雨で冷えて風邪引いたら大変なんで入れています。
小さくなるのでパッキングの邪魔にならず突然の雨に備えられます。

ゴアテックス レインウェア こうたろ

※ゴアテックスは防水防風かつ透湿性のある高機能素材。アウトドアウェアやスポーツウェアに広く使われている素材です。

使う機会は少ないけど大切なレインパンツ

上の雨具と一緒に、『モンベルのサンダーパンツ』も入れています。
パンツに関しては、使用機会が少ないので安いのを選びました。

5,000円くらいですが、かなり本格的なレインパンツです。
ゴアテックスほどの透湿性はないものの、下半身は汗が少ないので問題ありません。

  • モンベル独自の防水透湿性素材ドライテック®を使用。
  • スタッフバッグ付きでコンパクトになる。
  • 靴を履いたまま着脱しやすいロングボトムジッパー採用。
Mont-bell(モンベル) サンダーパスパンツ
Mont-bell(モンベル) サンダーパスパンツ
モンベル独自の防水透湿性素材を採用し、コストパフォーマンスに優れ、エントリーからハードユースにまで幅広く対応するモデルです。しなやかな風合いの3レイヤー地を採用し、軽快な着心地を実現しています。 メイン素材: ポリエステル 素材構成: ドライテック®3レイヤー[表:40デニール・ナイロン・タフタ] サイズレンジ:S、M、L、XL 対象 メンズ

モンベルサンダーパスパンツについて、こちらで詳しく紹介しています。

モンベルサンダーパスパンツの紹介は 9:24~

極小&軽量で絶妙な温度調節ができるパタゴニア フーディニ

必要か不要か意見が分かれるんですが、ウィンドシェルです。
「寒ければゴアテックスで風除けすればええやん!」って思うんですけど、フーディニの絶妙な厚みが温度調整にめちゃくちゃいいんですよ。

肌寒いけど、ゴアテックスじゃ暑いな…って時に使えます。
重さも100グラムくらいで邪魔にもならないのですごい重宝してます。

  • 小さくて軽いのでとりあえず持っていける。
  • 撥水性があるので細かな雨ならしのげる。
  • 街でも着られるデザイン。
patagonia(パタゴニア) Houdini Jacket
patagonia(パタゴニア) Houdini Jacket
パタゴニアの人気ウィンドブレーカー。 ・こちらは、耐風性、耐摩耗性、撥水性を備えた”リップストップ・ナイロン”を採用。 ・本体を約100g程度の重量に抑えた超軽量な素材を使用。DWR(耐久性撥水)加工も施され、また、非常にコンパクトに収納可能。

こちらの動画でパタゴニア、ノースフェイス、モンベルのウィンドシャルを比較しています。

ウルトラメニースタイル -より快適安全に山を楽しむ-

ソロ登山はもちろん、誰かと登った時でも活躍するアイテムです。
日帰り登山を安全快適にする小物なので、持っていると楽しい登山になると思います。

紫外線対策 -日焼け対策はしっかり-

当たりですが登山中は屋外にいるので、常に紫外線が降り注いでいます。
女性はもちろん男性も紫外線対策をしておきたいですね。

  • サングラス
  • 日焼け止め

眼鏡の上からかけられるスワンズ サングラスOG4

スワンズのサングラスです。

僕は普段からメガネをかけてるんですけど、これは眼鏡の上からかけられる便利なサングラスです。
フレームが顔の形に沿うようにおおわれるのでレンズの隙間から紫外線やホコリが入るのを防いでくれます。

  • メガネを掛けた上にかけられる
  • 紫外線99%カットで目に優しい
  • レンズと顔の隙間から入る紫外線もカット
SWANS(スワンズ) サングラス   オーバーグラス OG4
SWANS(スワンズ) サングラス オーバーグラス OG4
メガネの上からかけることで、そのままサングラスとして使用ができるオーバーグラスです。 内寸サイズはお使いいただけるメガネサイズの参考値です。 左右や上部にフレームがるため、隙間が少なく、紫外線や埃の侵入を抑えます。 フレームレスサングラススタイルなので、見た目にも違和感が少なく、視野も広めにデザインされています。

日焼け止め

僕はあんまり日焼け止めクリームにこだわらないので安い日焼け止めを使ってます。汗をかくと落ちてくるので、こまめな塗り直しが大切です。

女性は髪の毛や化粧の上から使えるスプレータイプを選ぶのがいいですね。

休憩を快適にするアイテム -しっかり休むと登山はもっと楽しくなる-

登山を快適に過ごすためには休憩も大切です。
休憩でストレスを感じたら元も子もないので、快適に休めるアイテムを紹介していきます。

  • ざぶとん
  • ウェットティッシュ
  • 普通のティッシュ

ざぶとんは夏でも冬でも快適になる便利アイテム

こういう草むらとか芝生で使えてます。
春は虫とかも増えるので、敷くだけで安心です。

あと冬はベンチがすごく冷たいんですよね。
1枚敷くだけで冷たさが防がれるんで、冬場もかなり重宝しています。
百円均一でも買えるので1枚あると便利です。クッション性のあるものを選ぶと快適になります。

ウェットティッシュ&普通のティッシュ

ウェットティッシュはお弁当を食べる時に要りますね。手洗いの代わりに使ったり、服が汚れた時にも使います。

あと、普通のティッシュも要ります。

行動を快適にするアイテム -険しい道を少しでも楽しく快適に-

しんどい山登りを快適にするちょっとしたアイテムを紹介します。

  • トレイルミックス
  • ストック

好きなスナックを詰め込んだトレイルミックス

僕の大好きなトレイルミックスですね。食べやすいボトルに入れるのもポイントです。

カロリーを摂取することで行動中のシャリバテを予防します。
好きなスナック菓子を入れて色んな味を楽しんでます。

※シャリバテ:血糖値が下がり、全身に力が入らなくなり動けなくなること。車で例えるとガス欠状態。

今日は「芋けんぴ」「ナッツ類」「海苔の天ぷら」「鯛のあられ」を入れてます。
「芋けんぴ」か「かりんとう」は安くて量があるので、いつも入れていますね。
低山だと食べ切れないけど、好きなので持って行ってます。

何人かで登った時はシェアして食べると楽しいです。

脚の負荷を軽減するストック

ストックはあってもなくてもどっちでも良いです。

膝とかに不安がある人は持っていくことをおすすめします。
特に下り道は一歩一歩膝にきますが、ストックを使うだけでかなり負担が軽減されます。

非常用アイテム -使わないのが一番だけどお守り代わりに-

登山では滑落とか悪天候とかで、怪我をしたり動けなくなったりする可能性もあります。
そこまで荷物にもならないので備えておくと安心できるアイテムたちです。

  • 非常食
  • ストッパ
  • 絆創膏
  • テーピング
  • ポイズンリムーバー
  • 山用ホイッスル
  • エマージェンシーシート

非常食(カロリーメイト)

これは非常食です。

なんかあった時のために入れてますが、大体食べないことが多いですね。
とりあえず緊急事態の為にザックに忍ばせています。

非常用セット

急病とか怪我とかアクシデントに備える「非常用セット」を一つの袋にまとめています。

中身は

  • ストッパ
    (お腹痛くなった時のために)
  • 絆創膏
    (転んだり、棘が刺さったりした時のため)
  • テーピング
    (膝とかが痛んだ時の応急処置に)
  • ポイズンリムーバー
    (虫に刺された時に)

中でもポイズンリムーバー。
これは暖かい季節は持っていってほしいですね。
蜂とかブヨに刺された時に毒を吸い取るやつです。

初期の処置があるかないかで、虫刺され跡とかの回復が全然違います。僕もブヨに刺された時に使いました。
女の子でしたら、顔を刺されたら跡が気になると思うんですが応急処置があるとだいぶ違います。
僕的には、春先ならライトと同じくらい要るやつですね。

  • 洗えば繰り返し使える
  • もしもの時にあると安心
ポイズンリムーバー
ポイズンリムーバー
蚊・蜂・毒虫等に刺されたら、マウスピースを傷口にあて、吸引作用で毒液や毒針を抽出してください。 但し、医師の手当てを受けるまでの応急処置としてお使い下さい。

山用ホイッスル

非常用の笛です。

道に迷った時とか、崖に落ちて動けない時とかピンチな時に吹くやつです。
僕は一切吹いたことないですけど、持ってると安心感がありますね。

低体温症対策になるエマージェンシーシート

これで体を覆うと、暑くなるくらい体を温めるんで緊急避難用に使えます。

暖かい季節の日帰り登山で使うことは少ないですが、もしもの為のお守りみたいなものです。

  • 軽くて小さいので荷物にならない
  • 低体温症対策になる
mont-bell(モンベル)エマージェンシーシート
mont-bell(モンベル)エマージェンシーシート
身体から放射される熱を反射し、体温低下を緩和させるシート。非常時などに一枚あると体内の消耗を軽減します。

YouTuberセット -僕の商売道具たち-

  • GoPro
  • 名刺

僕はYouTuberなんでGoPro。これは大事です。絶対いります!

あと名刺を持ってます。ファッションチェックで声かけさせてもらった方には、これ渡して「見てください!」って言ってます。
もし出会うことがあれば、渡すこともあると思います。

その他 -なくてもいいけどあると便利-

  • 地図とコンパス
  • モバイルバッテリー
  • サコッシュ

地図とコンパス

地図とコンパスもあるといいですね。

登山初心者は「いるんか?」ってなると思うんですけどあった方が良いです。
地図の見方わからなくても、コンパスを地図に当てるだけで全然違います。地図を見ると山の全体像が広く見えるので結構面白いです。
軽くて邪魔にもならないので、スマホの電波が入らない時のために持ってるといいですね。

モバイルバッテリー

スマホの電池が切れたら大変なんで持っていってます。
写真をよく撮る人とかはバッテリー切れが心配になるので持っていくと安心ですね。

サコッシュ

マックパックのサコッシュです。

行動食とか地図・コンパスの出し入れがスムーズになります。
スマホなんかを入れてもいいですね。
あと、おしゃれに見えるんでファッションの一部にする人もいます。

今回紹介したアイテムを入れたザック

バーグハウス フリーフロー25+5 -僕が初めて買った登山用ザック-

『バーグハウス フリーフロー25+5』
容量は25Lプラス外側に5Lです。
少し余裕を持ちたいので、日帰りにしては少し大きめのザックを使いました。

背中とザックの間に空間ができるので、暖かい季節でも快適に過ごせます。
冬には汗冷えも防げるので年中使えるザックです。

  • ザックと背中の間に隙間ができる(エアーフローシステム)
  • 暖かい季節は涼しく、冬は汗冷えを軽減してくれる

これは初めて僕が買ったザックです。
10年近く使っていますが未だに現役で活躍してくれています。

berghaus(バーグハウス) リュックサック FREEFLOW 25 RUCSAC AF
berghaus(バーグハウス) リュックサック FREEFLOW 25 RUCSAC AF
表地: ナイロン 収納可能サイズ: 21-30L 留め具の種類: テープバックル タテ:58 cmX ヨコ:28 cmX マチ:23 cm

まとめ

備えあれば憂いなし【ウルトラメニースタイル】

以上、こうたろの日帰り登山のザックの中身紹介でした。

普通の登山してる人にとっては「何やこの余計なもの!」って物があったと思います。
逆にこんな物もあったんや!って参考にしていただけたら嬉しいです。

ウルトラメニーの良いところ
  • 登山が快適になる
  • 初心者と一緒に登った時でも物を貸したりできる
  • 緊急事態に備えて安心できる

荷物が多く重たくはなりますが、快適登山になるスタイルです。
今回紹介したアイテムの中でも特に登山で必須のアイテムなのが

  • ライトと電池
  • 非常食(行動食)
  • 十分な量の水
  • 雨具

日帰り登山といえども、全てが予定通りに進むとは限りません。
「日が落ちて帰れなくなる」「シャリバテで体が動かなくなる」「雨で低体温症になる」など街中では起こり得ない事態に備える必要があります。

しかし登山は都会では味わえない非日常を楽しめます。
土の上を歩いたり、たくさんの木々に囲まれたりと都会の喧騒を忘れることができます。楽しく運動できるので体力作りにも良い趣味だと思います。

僕も最初は近くの里山ばかり登ってい、生きがいになるまでハマるとは思っていませんでした。
みなさんも最初は低くて簡単な山から挑戦してみてください!
もしかしたら一生の趣味になるかもしれません。

簡単な山でもしっかり備えてどうか安全に、そして快適に登山を楽しんでもらえたらなと思います。

ほな・さい・なら

▼元動画はこちらでご覧いただけます。

・ネットショップ:こうたろ山荘