Mountaineering 総重量6.7kgでテント泊!身も心も軽くなるウルトラライト装備のコツ4選と中身を公開!

こうたろ
登山YouTuber
こうたろ
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登山歴9年 参考歴は300回ほどの中級登山者です。
毎年北アルプスにソロテント泊縦走に行ってます!去年はジャンダルムを制覇!

ボルダリングも趣味としてボルダリング歴6年 ジム3級 外岩最高グレード1級 年数の割には成長しません(笑)

登山やキャンプ、ボルダリングなどの「人」に注目した動画をお送りするチャンネルです。
かわいい人、かっこいい人、面白そうな人など、突撃インタビューしてアウトドアのお役立ち情報などお送りしております。
また、僕のアウトドアの経験談や、登山の経験で感じたアイテムレビュー(ウェア類は100着以上持ってます!)なども紹介!

はい、どうもこうたろです。
登山歴は9年。2015年にはほぼ毎週、年間50座以上登った程の登山大好き人間です。
冬は雪の少ない山、夏は北アルプスなどによく登っています。
2019年からはYouTubeで登山者にインタビューしたり、持っているアイテムをレビューしたり、ウェアの性能を体を張って検証したりする動画を発信しています。

今回は、1泊2日で六甲全山縦走テント泊をした時のウルトラライト装備(24Lザック・6.7kg)の中身を紹介します。

ウルトラライトスタイルとは、装備を軽量化し最小限の荷物で登山することで、体力の消耗を抑えより遠くに行けるように提案されたスタイルのこと。

縦走とは、尾根(山の稜線)に沿って歩くこと。
今回挑戦した六甲全山縦走は 須磨~宝塚の約56km 登らないといけない累積標高は約2800mの道のりです。
六甲山系は途中でコンビニやスーパーがあるので縦走初心者におすすめの山です。

僕は普段、

  • 一度の登山でたくさんのアイテムを試したい
  • 登山をより安全で快適に過ごしたい

という思いでウルトラメニースタイル(独自のスタイル)を提唱しています。
テント泊登山で持つ大型ザックの重さは15~18kgくらいになります。

一度はウルトラライトに挑戦してみたいと思いつつ、テント泊装備を7kg,8kgで抑えるのは無理だろうと思っていました。
でも、よく考えると僕の持っているアイテムはひとつひとつが軽いのでウルトラライトもできるやん!と思いやってみたら意外と簡単にできました。

実際、軽い装備で縦走することで足腰の負担が軽くなり快適な登山となりました。
時間にも余裕ができるのでのんびり登山したい人にもおすすめです。
重い荷物を持つのが苦手な人や小柄な女性でもテント泊を楽しめるので参考になると思います。

じゃあ、普段はアイテムを沢山持っていく僕が挑戦した
【1泊2日テント泊ウルトラライト】のザックの中身を 衣/食/住/その他 に分けて発表します。

ウルトラライトのザックの中身の紹介、行ってみよ!

六甲全山縦走テント泊のウルトラライトザック

ザックはフリーライト社『SpinNap2』、容量は18L~24Lです。
外側にはあみあみ(ネット)が付いており、ここは24Lに含まれていません。
網部分にマットや行動食などを入れたら1泊2日のテント泊に必要な装備が収まりました。

『山と道』や『アトリエブルーボトル』などのガレージブランドのウルトラライトザックは25,000円くらいとチョット高価です。
でもこのザックは12,980円(税込)とお手軽な価格です。

重量も166gとかなりの激軽
生地はスピンネーカーというヨットの帆と同じで、薄い/軽い/丈夫 の三拍子揃っているザックです。

防水に関しては少しは効いてるくらいで完全防水ではありません。ゴミ袋などを内側に入れてパッキングすると中身は濡れません。

あと、このザックの特徴として、ウエストベルトには緊急時に使える笛がついています。遭難時に使えるそうです。

このザックは背中のパッドが入っていません。背負い心地を良くするために別売りのパッドを持っていきました。
後で紹介するエバニューのマットと一緒に、テント内に敷いて1つ2役で使いました。

先ほども言ったように、ガレージブランドのザックとしては格安なので、買って良かったアイテムだと思っています。

フリーライト SpinNap2
フリーライト SpinNap2
ワンデイハイキングからULハイカーなら小屋泊のハイキングまで シンプルな構造のSpinNapに大型メッシュを追加したモデルです。 細身の本体にはお弁当やストーブ、雨具や、もしもの対策のシェルターを入れても十分に余裕のあるサイズ。 細身のデザインは身体に巻きつくようにフィットし背負っている事も忘れてしまうほど快適に歩けます。 重量も166gと超軽量ながら荷重制限などございませんので容量内であれば荷物の規制もなく必要なギアを詰め込んでフィールドへお出かけください。 大型メッシュポケットはバックルにより開放する事ができ大きなサイズの荷物も容易に出し入れが出来ます。 バックルにはホイッスル機能も併せ持つのでもしもの時にお使いいただくことも出来ます。 引用:FREELIGHT公式サイト

【衣】-寒がりの僕が選んだウェア-

続いて、ウェア類を順番に紹介しています。

10月17日・18日の2日間に行ったので、秋の低山縦走に使えるウェアと捉えてください。

ドライレイヤー -汗冷えを防いで快適に-

『THE NORTH FACE ショートスリーブハンドレッドドライクルー』です。

まず、いちばん下に着るノースフェイスのドライレイヤーです。これを着ることで汗抜けを良くして、汗冷えを防げます。
寒がりの僕には必需品ですね。

THE NORTH FACE ショートスリーブハンドレッドドライクルー S/S 100DRY Crew NU61701
THE NORTH FACE ショートスリーブハンドレッドドライクルー S/S 100DRY Crew NU61701
2大ドライレイヤーの1つ。水分を含まない特性を持つポリプロピレンを100%使用したベースレイヤー。身頃と袖はハニカムメッシュ構造で高い通気性と肌離れのよさを確保。汗を素早く放出する一方で、濡れ戻りを防ぐ。

ベースレイヤー -年中使えるスグレモノ-

次は『モンベル スーパーメリノウール L.W. ラウンドネックシャツ』です。

このベースレイヤーは130gとちょっと薄手なんで、秋とか初夏とかに活躍するベースレイヤーです。
春・夏の低山、真夏のアルプスに使えます。暑がりの人は真冬の低山でも着られます。

2020年から化繊とウールの比率が少し変わりました。薄いベースレイヤーなので、丈夫さを増すためにポリエステル比率を上げたのだと思います。

2019年モデル・ウール92%
・ナイロン8%
2020年モデル・ウール85%
・ポリエステル15%

ウールなんで体温調節もきいて、縦走中は重宝しました。

モンベル スーパーメリノウール L.W. ラウンドネックシャツ
モンベル スーパーメリノウール L.W. ラウンドネックシャツ
薄手だが高い保温性のあるウール中心のベースレイヤー。ストレッチ性があり動きやすく、レイヤリングのベースレイヤーとして一年を通して活躍する。ウール中心のアンダーウェアの中では比較的安価。

ウィンドシェル -絶妙な薄さが使いやすい-

同じくモンベルのウィンドシェル『U.L.ストレッチウインドパーカ』

モンベルU.L.ストレッチウインドパーカ 108gです。個人的にベースレイヤーの上にウインドシェルを重ねるシーンが多いのでとても重宝しています。

ゴアテックスの雨具も持っているんで「これは不要では?」とも思いますが、108gの軽さで風をしのげるので登場シーンが多いです。
ゴアだと暑すぎることも多いですが、ウィンドシェルの絶妙な薄さが体温調整に便利です。

ウィンドシェルは重さ対効果が良いので、ウルトラライトの装備でも持って行くことをおすすめします。今回のテント泊縦走でも重宝しました。

モンベル U.L.ストレッチウインドパーカ
モンベル U.L.ストレッチウインドパーカ
ストレッチ性を備えた超軽量シェル素材とバイアスストレッチを組み合わせることで、動きやすさと軽量性を両立したウインドシェルパーカです。表面には世界最高レベルの撥水加工を施しています。携行に便利なポケッタブル仕様を採用し、幅広い場面で活躍します。 引用:モンベル公式サイト

フリースベスト -小さくなって邪魔にならない-

次は『ホグロフス フリースベスト』です。

一般的なフリースより編み目がゆるく、毛の長いフリースであるポーラテック・クラシックの薄い生地を使用してます。
僕が持っているフリースベストの中では一番軽くてコンパクトになります。

防寒ジャケット -一つ二役で軽量化!-

次、防寒着として『OMM マウンテンレイドフードジャケット(390g)』を着ました。厚手の化繊ジャケットです。

10月と言っても、夜の六甲山ってめちゃくちゃ寒くなるんです。
このOMMのジャケットは山岳マラソンでよく使われるほど、軽くて暖かいです。

掛け布団にも使われる人工羽毛『プリマロフトゴールド(GD)』がたっぷり180gも入っているので、普通の薄手ダウンよりかなり保温性に優れたジャケットになっています。
真冬の街着アウターとしても使ってますが、寒がりの僕ならこれぐらい必要だろうということで持っていきました。

マウンテンレイドジャケットを防寒着とシュラフ 1つ2役で使いました。軽量化が大切なウルトラライトでは重要なポイントです!

OMM マウンテンレイドフードジャケット
OMM マウンテンレイドフードジャケット
濡れに強いプリマロフトを使用した超軽量インサレーションジャケット スリーピングバッグに使用しているものと同じ、対重量比で最大の保温力を誇る最高級化繊中綿「PrimaLoft Gold」を100g使用。 外層には防風防水性能に優れた「PointZero」シェル素材を採用し、高性能素材の組み合わせで実現した、超軽量ながら濡れと寒さに強いインサレーションジャケットとなりました。 「Mountain Raid PA」または「Mountain Raid Pants x Foot Pod」と組み合わせればスリーピングシステムに早変わりし、寝袋を携帯せずともビバークを可能にします。

では、この流れでシュラフの下部分も紹介します。

シュラフ -上着と合体して使える寝袋-

『OMM マウンテンレイド Mountain Raid PA1.0』これは下半身だけのシュラフです。
先ほど紹介したマウンテンレイドジャケットとボタンでくっつけて、マーメイドスタイルみたいな感じで寝ます。

ただ、腕が自由に動くことに違和感があってちょくちょく目が覚めてしまいました。
慣れたら気にせず寝られるかもしれませんが、最初のうちは寝心地が良くないかもしれません。

OMM マウンテンレイドPA100
OMM マウンテンレイドPA100
真のミニマリストのためのハーフシュラフ 軽量化を最優先したミニマリストランナーのための新定義です。 235gの「Mountain Raid PA」は「Mountain Raid Jacket」と併用することで一般的な寝袋を使わずに、最小最軽量のスリーピングシステムを実現。 圧倒的な軽量化とともに、雨や湿気で濡れても93%の保温力を維持できる化繊中綿の「Primaloft GOLD」を採用することで悪天候時でも安心して使うことができます。 使用者の工夫で多彩な使い方ができるのも魅力です。

ジャケットとシュラフは軽いですが、かなりボリュームがあるので小さく圧縮してザックに詰めました。

コンプレッションバッグ -嵩張るものを小さくする-

『シートゥーサミット コンプレッションバッグ』です。

OMMの下半身シュラフとジャケットを入れ、圧縮してコンパクトにします。
コンプレッションバッグがないと、24Lザックには収まらないですね。

レインウェア -山の天気は変わりやすい-

上の雨具に『GOLITE(ゴーライト)のレインウェア』。GOLITEは2014年 惜しくも幕を閉じたウルトラライトブームの火付け役ブランドです。

ゴアテックスの中ではいちばん軽いパックライトシェルという素材を使っています。

今回の縦走は強い雨は降らなかったのでほとんど出番はなかったんですけど、最悪の事態に備えて雨具を準備しておきました。

※どんなときでも雨具は必要!

トレッキングパンツ -雨具にもなるパンツ-

次は、『ミレー ティフォン50000 トレッキングパンツ』です。

ストレッチも効いているから行動着にも使えるし、雨具としても使えます。普通のパンツと雨具と1つ2役にできるので、レインパンツ1本分(約200g)の軽量化ができます。

ウルトラライトには欠かせないウェアになっています。

ミレー・ティフォン50000 トレッキングパンツ
ミレー・ティフォン50000 トレッキングパンツ
独自メンブレン“ドライエッジ™ティフォン”を採用し、高い防水透湿性を備えた防水トレックパンツ。スリムなストレートのシルエットは晴れた日中でも違和感なく着られ、50,000g/㎡/24hという高い透湿性と裏地のしなやかな15Dニット素材によって、天候に関わらず衣服内を常に快適に保ちます。スムーズな足上げを可能にする立体裁断と適度なストレッチ性を備えているため、足上げ時の余分なツッパリ感を軽減し、動きやすさも抜群。ウェストには取り外し可能なベルト、フロント両サイドにはベンチレーション機能を有したジップポケット、バックにもジップポケットを配置し、トレッキングパンツとしての利便性も十分です。

サポートタイツ -膝に不安がある人は必須-

CWXのサポートタイツです。僕は膝に不安があるので、六甲縦走にはなくてはならないウェアですね。

下着とスタッフバッグ -全く着替えない猛者もいる-

替えの靴下とパンツですね。
モンベルのメリノウールソックスとモンベルのパンツ。

ウルトラライトの人は重くなるのがイヤで着替えをしない人も結構いるんです。僕は靴下とパンツだけは着替えたいので、余分に持っていってます。

モンベル メリノウールソックス
モンベル メリノウールソックス
優れた保温性と吸放湿性を備えたウールを使用したソックスです。防臭効果にも優れ、防縮加工により洗濯時の縮みも少なくなっています。登山全般で活躍する抜群のクッション性と適度な保温性を備えています。 引用:モンベル公式サイト

靴下やパンツなどの下着類をバーグハウスの防水BAGにまとめて入れています。

バーグハウス 防水BAG
バーグハウス 防水BAG
優れた耐久性を誇る30 デニール・コーデュラナイロンを使用した軽量スタッフサック。シリコンコーティングによる高い撥水性を発揮します。パッカブル仕様。

帽子 -街でも使える落ち着いたデザイン-

シエル(clele.)のファイブパネルキャップです。

シエルはカナダ モントリオール発のスポーツキャップブランドです。派手めのデザインが多いのですが、このキャップはモノトーンのシンプルなデザインで私服にも利用してます。

軽さもあるので、登山でもかなり重宝しています。

ciele(シエル) GO CAP Standard
ciele(シエル) GO CAP Standard
『2020AW ciele』 カナダ・モントリオール発のスポーツキャップブランドciele。デザインから機能性共に揃ったキャップはデイリーからスポーツシーンまで幅広くお使い頂けます。 引用:nano・universe公式サイト

【食】 -楽しみであり、非常事態の備えでもある-

次は、食について。

六甲縦走の場合は、途中にコンビニや藤原商店っていうお店もあって、食べ物を買ったり、店内でカレーやおでんを食べられたりするので、食事はそこで済ませられます。
移動中に食べる行動食とか非常食とかを持っていきました。

行動食 -登山中の楽しみ-

ナッツ類を中心としたトレイルミックスをプラボトルに入れています。

中身はナッツ、海鮮豆、チョコフレーク、芋けんぴ、バナナチップなど。トレイルミックスだけだと飽きるので、カロリーメイトやまんじゅうも持っていってます。

注目すべきポイントは、shotzという味が濃くて、高価なゼリーです。
これはめちゃくちゃしんどいところ、菊水山(きくすいやま)、鍋蓋山(なべぶたやま)というアップダウンの激しい勝負のときに飲んでいます。いわば勝負行動食ですね。

そして、1日の工程終わったら、翌日の筋肉痛を軽減するためにアミノバイタルを飲んでいます。

あとは、骨折したりとかして動けなくなった時の非常食として練乳も入れています。これらの行動食や非常食をザックのあみあみに入れてます。

水 -あのアイテムでリタイアの危機を回避!-

次は水です。

六甲縦走は途中に自販機とかコンビニとかがたくさんあるので、そんな必要ないだろうということで、1Lだけ持っていきました。
1Lあれば秋の季節なら十分足りますね。

ペットボトルはホルダーに入れて行動しました。

『パーゴワークス スナップ』は、ザックのショルダーハーネスにくっつけて小物を収納するものです。ペットボトルを入れたら水を気軽に飲めて便利です。

汗をたくさんかく夏や長期縦走のときはハイドレを使ってますが、秋になると水を飲む機会も減るのでペットボトルから飲んでいます。

一点不満を言うと、ザックを下ろす度にちょっとずつ定位置からずれてきて、また戻さないといけないところです。
それ以外はすごく使えるアイテムなので、全体的には満足しています。

PaaGo WORKS(パーゴワークス) SNAP スナップ
PaaGo WORKS(パーゴワークス) SNAP スナップ
スナップは、バックパックのショルダーハーネスにつけるポーチ。 手軽に脱着できるのが特徴で、スマホ・財布・カメラなどの欲しい装備に素早くアクセスできる設計です。

水は1Lで十分だと思っていたのですが、僕が縦走した当日に六甲でキャノンボールというトレランの大会があって、鵯越(ひよどりごえ)駅の自販機の水やお茶が売り切れていたんです。

そんなときに「持っていてよかった!」と思ったのは、『Grayl 浄水ボトル ULウォーターピュリファイヤーボトル』。

沢の水を浄水して飲水を確保しました。もしこれがなかったら、リタイアするぐらいの水の減りの量でしたよ。
本当に助かりました。

浄水ボトルの活躍シーン 15:45~
グレイル(Grayl) 浄水ボトル ULウォーターピュリファイヤーボトル
グレイル(Grayl) 浄水ボトル ULウォーターピュリファイヤーボトル
アウトドアにおいて安全な水を素早く確保できる浄水ボトルです。 わずか15秒で水を浄化でき、ウィルスや細菌、エキノコックスなどの寄生虫も99.999%除去可能 (※製造元提供データに基づく除去率)。 取り替え可能な浄水カートリッジなので、繰り返し使用でき、アウトドアに、海外旅行に、災害時などに安全な水を確保できます。

【住】 -軽さと快適さのバランスが大事-

次は、衣食住の【住】ですね。

テント -軽くて丈夫な一人用テント-

一般的に自立式のテントだと、1.2~1.5kgくらいあるのですが、できるだけ軽くしたいので非自立式の『ゼログラム パスファインダー(730g)』を持っていきました。

以前、奥穂高に泊まったときに台風のような暴風雨に遭ったのですが、そのときも耐え抜いたくらい耐久性も申し分ないテントです。
軽さを求めるならもっと軽いテントもあります。軽さと快適性のバランスで選ぶと良いのではないでしょうか。

ゼログラム パスファインダー
ゼログラム パスファインダー
トレッキングポールシェルターの常識を超えた、軽量性と居住性を兼ね備えた前室一体型ULソロテント「ZERO1」シリーズの最新バージョン「ZERO1 MF」は結露に強く500g以下。ソロ登山やロングハイク、バイクツーリングなど様々なシーンでご利用いただけます。 引用:ZEROGRAM公式サイト

フットプリント(テントと地面の間に敷くシート)は同じゼログラムです。

テントの底面を保護する働きがあり、地面からの湿気や泥水の浸入、底冷えなども防いでくれます。

ZEROGRAM(ゼログラム) 専用フットプリント
ZEROGRAM(ゼログラム) 専用フットプリント
マットで重厚感のある独特な印象を見る人に与えます。 フライとフットプリントのみで大人2-3名が寛げるシェルターモードでお使い頂けます。

トレッキングポール -テントの支柱としても使った-

『ヘリノックス トレッキングポール』は非自立式テントの支柱としても使いました。

ウルトラライトでは、1つ2役のものを選ぶことが軽量化のポイントです。
歩くときは普通にトレッキングポールとして使って、泊まるときにテントの支柱として使いました。

ヘリノックス トレッキングポール
ヘリノックス トレッキングポール
計算された重量と剛性のバランスと、革新的なロック機構により、優れた機能性を持ったRIDGLINEシリーズ。ハードな行程の日帰り登山から、長期間の縦走登山にも適しています。シンプルなツイストロックを採用し、非常に軽量ながら高い剛性を持つモデルです。【3段継ぎ】

マット -寝心地を良くしてしっかり休もう-

マットはエバニューのクローズドセルタイプ、『EXPマット UL180 EBA403』を半分だけ持っていきました。

このマットを上半身に敷いて、ザックのパッドをかかとの部分に置きました。
寝てる時は膝が浮くので、膝から太ももにかけての部分はマットがなくても問題ありませんでした。

ほんの少しですが荷物を軽くできたと思います。

エバニュー(EVERNEW) EXPマットUL180 EBA403
エバニュー(EVERNEW) EXPマットUL180 EBA403
180cmのフルサイズで重量わずか145gの超軽量マット、 すべりにくく耐久性が高いのも魅力です。

枕 -あるかないかで睡眠の質が変わる-

『SEA TO SUMMIT(シートゥーサミット) エアロウルトラライトピローラージ 70g』です。

枕の有無で睡眠の質が変わってきます。軽くて小さいのでテント泊には必ず持っていってます。

その他の防寒アイテム

寒さで寝られないと困るのでカイロを3つ。

もっと寒かったときのためにエマージェンシーシートも持ってきました。エマージェンシーシートは緊急用なのですが、結局僕は寒がりなので使いました。

ウルトラライトでもテント泊するなら、寒くてどうしようもないときの最終手段として、カイロだけじゃなく、エマージェンシーシートは絶対持っていくべきアイテムです。
次の日の行動に影響しますから暖かくして寝るのは重要です。

mont-bell(モンベル)エマージェンシーシート
mont-bell(モンベル)エマージェンシーシート
身体から放射される熱を反射し、体温低下を緩和させるシート。非常時などに一枚あると体内の消耗を軽減します。

【その他】 -衣食住以外のアイテム-

最後は、衣・食・住・その他の【その他】を紹介します。

ライトと電池 -どんな登山でも必須-

それから、ブラックダイヤモンドのヘッドライトと替えの電池。
どんな登山でも絶対に要るので持っていきました。

ティッシュ

今回はたまたまキャノンボールの参加者が多い日で、トイレの備え付けのトイレットペーパーゼロだったんで、多めにもっていって非常に助かりました。

ボディーシート

ボディシートは無くても済むのですが、やっぱり汗だくだと気持ちが悪いので一応持っていきました。

ウェットティッシュ

それから、食事の時に必要なウェットティッシュ。

歯ブラシ -歯磨き粉不要で環境に優しい-

次はこのソラデーの歯ブラシですね。マイナスイオンを放出することで効果的に歯垢を除去してくれる歯ブラシで歯磨き粉がいらないんです。
山によっては歯磨き粉禁止の所もあるので、キャンプや小屋泊の時でも重宝します。

僕は7泊8日の長期縦走でも歯みがき粉なしで磨いてるんですけど、不快感はありません。

膝用サポーター

サポートタイツとは別に、膝用のサポーターも持っていきました。

YouTube用の持ち物

YouTuberならではの商売道具として、

  • こうたろチャンネルの名刺
  • GoPro (ゴープロ7ブラック)
  • ミニ三脚

も持っていきました。

こうたろチャンネルの名刺

誰かに取材させてもらう時に渡しています。

GoPro

これが無いと仕事になりません。

GoPro HERO7
GoPro HERO7
【HyperSmooth ビデオ安定化機能】 あなたの動きを予測し、カメラのブレを補正することで、驚くほど滑らかな映像を撮影。 【優れた耐久性 + 防水性】 ハウジングなしでも優れた耐久性と 10 m の防水性を発揮。 【音声コントロール】 「GoPro 写真」や「GoPro ビデオ スタート」など 音声コマンドでハンズフリー制御可。 【スーパーフォト】 HDR やローカルでのトーンマッピング、ノイズ低減機能で写真を最適化。 【ライブ ストリーミング】 Fecebook Live へビデオストリーミング。SD カードに高解像度で保存できます。 【Time Warp (タイムワープ)ビデオ】 安定感抜群のタイムラプスビデオが撮影できます。30倍までスピードアップ可。 【4 K 60 ビデオ + 12 MP 写真】 瞬間をそのまま切り取ったような美しい4K60ビデオと12MP写真。 【8 倍スローモーション ビデオ】 超高フレームレートの1080p240ビデオは、8倍スローモーションで再生可。

ミニ三脚

食事の時とかに自撮りするために使いました。

YouTuberじゃない人は不要なので、この200gくらいは軽くなると思います。

マックパック サコッシュ

YouTube撮影用の道具をマックパックのサコッシュに入れて持っていきました。

macpac(マックパック)サコッシュ
macpac(マックパック)サコッシュ
耐久性と耐水性に優れるアズテック(R)キャンバスを使用した、肩掛けのミュゼットです。 アズテック(R)ならではのレトロな発色と、風合いのよさが特徴。 開閉しやすいスナップボタン仕様の開口部は、収納容量に応じて留める位置を変更できるデザインです。 ショルダーベルトには肌当たりの優しいパッド付き。 カラビナなどを連結できるアクセサリーループを装備しています。

まとめ:ウルトラライト装備のコツと感想

以上が【衣】【食】【住】【その他】の説明でしたが、実際にやってみてわかったウルトラライト装備のコツを4つお伝えします。

  1. ①ギアそのもの自体を軽くする
    • 非自立式のテントを使う(ゼログラム パスファインダー 730g)
    • 軽いザックを使う(SpinNap2 166g)
  2. ②無くせるものはなくす
    • 現地で買えるものは現地で買う(水や食料)
    • 不要なものを持っていかない
  3. ③コンパクトにできるギアは積極的に使う
    • コンプレッションバッグを使う(シートゥーサミット)
  4. ④1つのギアで2つの機能があるものを積極的に使う
    • トレッキングポールをテントの支柱にも使う
    • 防寒具をシュラフとして使う(OMM マウンテンレイドフードジャケット)
    • ザックの背中パッドをテントの中敷きに使う

この4点を抑えながら少しずつ軽さを追求していくことで24Lザックに6.7kgで収まりました。

ウルトラライト装備の感想

最後に6.7kのウルトラライトをやってきた感想をお伝えします。
ザックの重さで膝に負担がかからない分、心と身体に余裕のある縦走テント泊ができました。

足や膝に優しい -重たい荷物を持つのが苦手な人でも安心-

いつもの半分くらいの重さでのテント泊だったので、最初は6.7kgの軽さに感動しました。
ですが中盤は軽さに慣れたのと、距離にダレてきてウルトラライトの恩恵をあまり感じなかったです。

ただ後半になると、15kgザックの時と比べて足腰の疲れが少なく感じました。荷物が軽いと後半の脚への負担が軽減されているのがわかりました。
これなら、足が疲れての捻挫や転倒もなさそうです。膝に不安がある人にもいいと思います。

また重い荷物を持つのが苦手な小柄な女性でも、装備をウルトラライトに変えれば軽い状態で北アルプス テント泊縦走などもできます。

時間的な余裕が出来る -スピードを求めない人でも快適な登山ができる-

僕は今まで、ウルトラライトと聞くと「より早く、より遠く」という感じで、スピードが上がるイメージがあったんです。
でも実際にやってみたら、足取りが軽くなって時間に余裕ができました。
その分、休憩も多めにして、「よりゆっくり、よりのんびりした登山」ができるという発見がありました。

普通の15kgザックでは、スピードが遅くならないよう、ずっと登ってばかりになるのですが、ザックが軽くなることで、道草をくったり、寄り道してぼけーっとあたりを眺めたり時間にゆとりある登山になるんですよね。

いろんな看板見たり、山の中で10分仮眠したり、テントで二度寝して出発が遅れても余裕のある登山ができました。

ウルトラライトは速いペースで登る人はもちろん、ゆっくり登りたい人にも挑戦して欲しいスタイルだと思います。

以上、六甲全山縦走テント泊をしたときのウルトラライトの装備とその感想でした。ほなさいなら。

・ネットショップ:こうたろ山荘